U-18

鈴木将永が殊勲のPKストップ!青森山田が市立船橋との名門対決制し2大会ぶりの決勝の舞台へ!|第102回全国高等学校サッカー選手権大会

2024年1月6日、第102回全国高等学校選手権大会の準決勝、「市立船橋(千葉) 対 青森山田(青森)」の一戦が国立競技場で行われ、PK戦にもつれ込んだ一戦はゴールキーパー・鈴木将永(1)が2本のPKストップを見せた青森山田が勝利し、見事2大会ぶりの決勝進出を決めた。

先制は青森山田。前半11分、コーナーキックから小泉佳絃(5)が打点の高いヘッドで今大会3点目となるゴールでネットを揺らし先制する。青森山田が1点リードで迎た後半は一転し市立船橋がゲームをコントロールする。市立船橋は徐々に青森山田ゴールに迫ると後半34分、太田隼剛(7)からのパスを中央で受けた久保原心優(15)が右足で決めてついに同点に追いつく。勢いを増す市立船橋は後半40分に、同点ゴールの久保原がGKと1対1の好機を作るも、ここは青森山田のGK・鈴木将永(1)がファインセーブを見せ、1-1のまま決着はPK戦に委ねられた。

決勝進出をかけたPK戦は、市立船橋のPKキッカー1人目、太田がたっぷりと時間をかけて放ったシュートを、青森山田GKの鈴木が完全に読み切り見事なストップ。一度は市立船橋GKのギマラエスニコラス(1)に止められるも、直後に鈴木が2本目のPKストップを見せて青森山田が勝利した。

勝利した青森山田の正木昌宣監督は、「市立船橋さんが力強くテクニカルでしたが、ハードワークして勝ち切れてよかった。選手たちが最後まで諦めないで戦ってくれる、日常が生きているのかなと思います。(決勝は)コンディションを整えて最高のパフォーマンスを見せたい」と語った。

殊勲の青森山田・GKの鈴木は「この舞台で先のステップに進めることが嬉しいです。インターハイで負けてから(プレミアリーグとの)2冠を獲るという強い気持ちで戦ってきた。(決勝は)良い準備をしてチーム一つになって戦いたい。」と決勝への意気込みを語った。

[写真]=KentaYanagisawa