東京都クラブユースサッカー連盟合同セレクション開催!170名の選手が参加しユースクラブへアピール

2023年8月11日、東京都クラブユースサッカー連盟主催の合同セレクションが駒沢公園第二球技場で行われた。今回のセレクションの参加対象は現中学3年生から現高校2年生で、ユースクラブへの加入を希望する170名がこの日参加。多くのクラブチーム関係者が見守る中、選手達は15分のゲーム形式を繰り返し行う合間に30メートル走のタイムを計測するなど精力的に汗を流した。

2020年度から始まったこのセレクションは今回で4回目。このセレクションの発起人の一人でもある東京都クラブユースサッカー連盟理事(U18委員会)の西野泰啓氏に話しを伺うと、「今まで多くの選手とクラブのマッチングが実現してきた」という。

セレクション前にレギュレーションを確認する選手達

高校サッカー人気の高い日本において、Jリーグクラブなどを除くタウンクラブへの進路を選択するケースは現状それほど多くはない。「ユースの街クラブもこれだけあるんだよということを知ってもらいたい(西野氏)」という想いがセレクション立ち上げのきっかけであり、間違いなく選手達の選択肢を増やすことに繋がっていると感じた。

ただ、まだまだ課題も多いという。「開催時期と複数日程での開催は検討したいと思っています。1日の設定ですと公式戦の日程の関係で参加できない選手が出たり。あとは夏ではなくもう少し前倒しした方がとも考えています」。この日も太陽が高く、気温が上昇していた。「選手のハイパフォーマンスをどう引き出せるか(西野氏)」、こういった課題に向き合いながら、より多くの選手達が本気でサッカーに向き合える環境を連盟としてどう構築していくのか。今後も動向を注目したい。

(取材・文 鈴木優一朗)

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