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【写真レポート】早稲田実業が12年の時を超え悲願の全国大会初出場!連破を狙った國學院久我山を零封|2023年度 第102回全国高等学校サッカー選手権大会 東京都2次予選 Aブロック 決勝 決勝(写真:207枚)

2023年11月11日、味の素フィールド西が丘で、第102回全国高等学校サッカー選手権大会 東京都2次予選 Aブロック 決勝「國學院大學久我山高校(以下、國學院久我山)対 早稲田実業学校高等部(以下、早稲田実業)」の一戦が行われ、早稲田実業が、前半に挙げた2ゴールを全員守備で守り抜き、連覇を狙った國學院久我山を破って初の全国出場を決めた。

先週までとはうって変わり、初冬を思わせる13.6℃という寒さの中、定刻通りに國學院久我山ボールでキックオフ、直後に試合はいきなり動き出す。

1分、スローインから始まった攻撃は、DF荒木陸(5)の右サイドからの折り返しの跳ね返しを前へ詰めたMF岩間一希(6)がシュート。これがスルーパスのような形になりゴール前で受けた1年生FW竹内太志(8)が迷わず右足を振り抜くとポストに当たりながらもゴールインし早稲田実業がファーストプレーで先制する。

いきなりのビハインドとなった國學院久我山だったが、早い時間帯の失点と言うこともあり、落ち着いて両方サイドをワイドに展開し反撃に出る。しかし、早稲田実業も粘り強い守備でフィニッシュの形を作らせない。

すると27分、早稲田実業は右サイドからのサイドチェンジを受けた左サイドのMFスミス聡太郎(11)が逆サイドのMF西山礼央(7)に折り返すと西山がワンタッチでこれをゴールに沈め、早稲田実業が追加点を挙げる。
2点を追いかける國學院久我山は、30分にゴール前からのセカンドボールをDF太田圭駿(15)がミドルシュートを放つが、大きくバーを超えていく。

まずは1点を取って、反撃の糸口を掴みたい國學院久我山は、後半に入ってもボールを握り続け相手陣内に攻め込むが、早稲田実業は全員が引いて守備を徹底、無理をせずセーフティーファーストで対応する。そしてボールを奪うとシンプルに両サイドから前に運び、ゴール前で際どいシーンを作りながら、相手の反撃を抑え込む。

時間は徐々に経過し、國學院久我山はロングボールも多用しながら、何とか早稲田実業のゴールをこじ開けにかかるが、最後まで集中を切らす事なく互いをカバーしながら前半の2点を守り切った早稲田実業が、12年前に果たせなかった悲願の全国大会出場を決めた。

試合後、選手たちが優勝インタビューを受ける姿を暖かく見守っていた早稲田実業の森泉武信監督。込み上げてくるものを噛み締めながら見つめる姿が印象的だった。

(取材・文 Kazuhiro.N)

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試合結果

第102回全国高等学校サッカー選手権大会 東京都2次予選
Aブロック 決勝
國學院久我山高校 0 - 2 早稲田実業学校高等部

得点
1' 竹内太志(8) 早稲田実業
27' 西山礼央(7) 早稲田実業

國學院大學久我山高校
No. 選手名 学年 前所属
1 大村太郎 3
三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
3 普久原陽平 3 ジェファFC
4 スコット颯真ニコラス 3
浦和レッドダイヤモンズジュニアユース
15 太田圭駿 2 ジェファFC
18 下塩入俊佑 3
FC多摩ジュニアユース
6 洪潤紀 3
三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
10 山脇舞斗 3
ブリオベッカ浦安U-15
14 近藤侑璃 2
1FC川越水上公園
8 菅井友喜 3
FC多摩ジュニアユース
9 前島魁人 2 FC PROUD
20 小宮将生 3 ジェファFC
早稲田実業学校高等部
No. 選手名 学年 前所属
1 高村裕 3 バディSC
2 根本渚生 3
三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
3 若杉泰希 3 Newyork SC
4 中嶋崇人 3 東京SC
5 荒木陸 3
横浜市立市ヶ尾中学校
11 スミス聡太郎 2
FCトリプレッタ
6 岩間一希 3
三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
7 西山礼央 3 ジェファFC
10 戸祭博登 3
FC東京U-15むさし
8 竹内太志 1
三菱養和SC調布ジュニアユース
9 久米遥太 3
横河武蔵野シティU-15

 

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