2023年10月15日、駒沢公園補助競技場で、2023年度 第102回全国高校サッカー選手権大会東京都2次予選 Bブロック3回戦「修徳高校（以下、修徳）対 東京都立日野台高校（以下、都立日野台）」の一戦が行われ、修徳が、MF大畑響道（11）の2ゴールを含む4得点で都立日野台に快勝、Bブロック準々決勝に駒を進めた。
開始早々から修徳がゲームを支配する展開。最終ラインから丁寧にボールを回しながら攻撃を組み立てて行く。前線に控えるFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄（9）の高さを警戒する都立日野台はゴール前を固め、失点を抑えチャンスを伺う。
試合が動いたのは38分、左サイドからのクロスをファーサイドで待ち受けたンワディケ ・ウチェ・ブライアン世雄が高い打点のヘディングを決め修徳が先制する。
前半を最少失点で凌いだ都立日野台だったが、後半に入ると修徳の更に分厚い攻撃に苦しめられる。51分に左サイドのクロスからまたもやンワディケ ・ウチェ・ブライアン世雄に合わせられるが、これはオフサイドの判定で難を逃れる。しかし、ギアの上がった修徳は57分、FW田島慎之佑（10）が、左サイドのペナルティエリア手前からミドルシュートを決め待望の追加点を挙げると、68分には左サイドからの折り返しをフリーで受けた大畑がGKの位置を見極め落ち着いてゴールに流し込み3点目。大畑は78分にも右からのクロスをヘディングで決め、結局、修徳が安定した試合運びで都立日野台に4-0で快勝、Bブロック準々決勝に進出した。
惜しくも敗れてしまった都立日野台だったが、ボールの殆どを修徳に握られながらも粘り強いハードワークでよく守っていた。1失点こそしてしまったが、前半はほぼプラン通りの展開だったに違いない。ハーフタイム「このままじゃ終われないだろ！」と鼓舞し合って望んだ後半だったが、修徳の分厚い攻撃に自陣での時間帯を余儀なくされゴールまでの距離が遠くなってしまった。
（取材・文 Kazuhiro.N）
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