2023年9月10日、学習院高等科グラウンドで、第102回全国高校サッカー選手権大会東京都1次予選 2回戦「東京都立調布南高校(以下、調布南)対 大智学園高校(以下、大智学園)」の一戦が行われ、前後半にそれぞれ2点ずつを挙げた都立調布南が勝利し、17日に行われる目黒日大高校とのブロック決勝に進出を決めた。
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立ち上がりからMF松吉徹将(10)を起点にMF宮田和佳(9)や猪足凌(16)らが縦への速さを活かして主導権を握る調布南。それに対して大智学園もGK田中ろいど(1)が攻撃的な守備を魅せゴールを割らせない。
しかし、17分、右サイドに深く侵入した松吉の折り返しをMF村石充生(11)が滑り込みながらゴールに押し込み調布南が先制する。勢いに乗る調布南は直後の18分にも相手の守備がもたついたところを宮田がボールを奪い、無人のゴールに流し込む。
反撃に出たい大智学園も27分、FKを相手GKのミスでルーズになったボールを押し込もうとするが、クロスバーに阻まれゴールにはならない。
2点のビハインドで迎えた後半、大智学園もDF岡本大河(2)が右サイドから攻撃を仕掛けるが調布南の堅い守備にフィニッシュに持ち込めない。
すると68分、調布南は左サイドからの折り返しをMF有元紺(8)が合わせると70分には宮田が自身この試合2点目のゴールを豪快に決めて4-0とリードを広げる。
大智学園もMF川久保賢優(10)や途中出場のFW中村翔馬(15)らが最後まで諦めずにゴールを目指すが、調布南の高い集中力の前に決定機を作れずにタイムアップ。前後半通して攻守に優った調布南がブロック決勝へ進出した。
(取材・文 Kazuhiro.N)