2021年1月5日、第99回全国高校サッカー選手権大会準々決勝「矢板中央(栃木県)対富山第一(富山県)」の一戦が駒沢陸上競技場で行われた。
スコアレスで迎えた後半9分、途中出場の小川心(8/ともぞうSC)が裏へ飛び出し、左足を力強く振り抜くとボールはゴールネットを揺らし矢板中央が先制する。「ドリブルが得意でアイデアがある」と高橋健二監督が評する小川。普段は左サイドハーフでの出場が多いが、この日はフォワードでの出場。見事起用にこたえて見せた。
矢板中央の追加点はセンターバックの新倉礼偉(3/シュートJrユース)。後半25分、ロングスローからの混戦を右足で叩き込みリードを2点に広げた。
富山第一は、後半26分に浅野綾太(9/水橋FC)を投入するなど得点を奪いに行くが、矢板中央守備陣を崩すことが出来ず、2-0で矢板中央が勝利した。
矢板中央の新倉、島﨑勝也(4/FCファイターズ) を中心とした守備陣は、この日も抜群の安定感を見せた。「こんなに安定感が増すものか」と高橋監督を驚かせるほど、大会を通して成長を見せており、3回戦の東福岡戦に続く零封勝利。
これで矢板中央は昨年に続くベスト4進出。初の決勝進出をかけ青森山田と準決勝で激突する。
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