2021年1月3日、第99回全国高校サッカー選手権大会3回戦「堀越(東京都A)対丸岡(福井県)」の一戦が駒沢陸上競技場で行われた。
序盤は丸岡がリズムを掴む。前半3分、新堀陽斗(14)が前線でボールを奪うとそのままシュート、しかしこれは堀越GK平野裕太(21)がファインセーブでピンチを防ぐ。対する堀越は、前線の尾崎岳人(15)が起点となり攻撃のリズムを作っていく。
試合が動いたのは前半30分だった。右サイドで古澤希竜(7)がディフェンダーをかわしボールを持ち上がると中央へクロスボールを入れる。これを中村ルイジ(17)が頭で決め堀越が先制する。直後、丸岡はコーナーキックから飯田晃明(5)のヘディングシュートがゴールに迫るが、これもGK平野がなんとかかき出しゴールを死守する。
後半に入るとショートパスを繋ぎ厚みのある攻撃を見せる堀越だったが、ロングボールやロングスローでゴール前へ迫る丸岡の攻撃に耐える時間が続いた。そして、このまま1-0で試合終了かと思われた後半アディショナルタイム。逆に堀越は先制ゴールをアシストした古澤の仕掛けがペナルティエリア内でファールを誘いPKを獲得。これをキャプテン日野翔太(10)が落ち着いて決めリードを2点に。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え2-0で勝利した堀越が初の準々決勝進出を決めた。堀越の佐藤実監督は劣勢に耐えた選手達に対し「100点ぐらいの出来だと思う」と称賛を送った。
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