2020年12月13日、高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会の2回戦「FC LAVIDA（関東1/埼玉県）対ファジアーノ岡山U-15（中国2/岡山県）」の一戦が群馬県コーエィ前橋フットボールセンターBグラウンドで行われた。
寒風吹き荒む中行われたこの試合。最初風下でのプレーとなったLAVIDAだったが積極的なプレッシャーでボールを保持し、ファジアーノにリズムを作らせない。しかし、逆にチャンスらしいシーンも作ることが出来ずスコアレスで前半を終える。
後半に入ると風上にたったLAVIDAは更に前線への推進力を増し、ほぼファジアーノ陣地での試合展開となる。U-15日本代表候補の小田晄平（13）が幾度となくファジアーノゴールに迫るも、ゴールキーパーのナジウマル（1）を中心としてファジアーノの必死のディフェンスに、ゴールラインを割る事ができない。
しかし、このままPK戦へ突入かと思われた試合終了間際の後半アディショナルタイム4分、LAVIDAは途中出場の坂本航大（17/わらび錦サッカースポーツ少年団）からの高速クロスをこちらも途中出場の平叶大（20/上尾NEOFC）が合わせてゴールネットを揺らす。この直後終了のホイッスルが吹かれ、アディショナルタイムで決勝点をあげたLAVIDAが劇的な勝利を手にし、8強入りを決めた。
[写真]=鈴木優一朗