2020年11月23日、JFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会東京都中央大会の決勝、「トリアネーロ町田対JACPA東京」の一戦が多摩市立陸上競技場で行われた。
全国をかけた決勝戦。試合前のミーティングから比較的リラックスした様子で試合に挑むトリアネーロ町田と、強豪のプライドにかけても負けられないJACPA東京。
そんな両チームの気持ちがぶつかり合うゲームは、共にゴールを許さずスコアレスで前半を終える。
後半開始、最初にゲームを動かしたのはトリアネーロ町田。
後半4分、積極的に仕掛けに行くトリアネーロ町田は、ゴール前で相手ディフェンダーにはじかれてルーズになったボールを田中翔真(39)が巧みなトラップで拾うとそのまま振り向きざまにシュート。これが力強くゴールネットを揺らし先制。
1点ビハインドのJACPAも負けじと積極的に相手陣地へ切り込んで行く。しかし勢いに乗ったトリアネーロは守備でもチームワークの良さを見せ、キャプテン木下勝正(8)を要に守備から攻撃へボールをつないでいく。そして後半14分、四日裕歩(16)がサイドからドリブルで攻め上がるとゴール前へパスをつなぎ最後は富田周平(11)のシュートで追加点。試合はこのままタイムアップを迎え、2-0でトリアネーロ町田が勝利。東京都代表として全国への切符を掴んだ。
(取材・文 Suzumari26)