2020年11月23日、JFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会東京都中央大会の準決勝、「JACPA東京対三菱養和調布」の一戦が多摩市立陸上競技場で行われた。
JACPAは立ち上がり、果敢にサイドから攻め上がりゴール前へ切り込んでいく。対する三菱養和調布も強靭なディフェンスと勢いある攻撃で互いに一歩も引かない展開。最初のチャンスを迎えたのはJACPA。酒井理央(15)のコーナーキックを菅谷豪太(5)がヘディングでゴールを決め先制する。一方、前半のうちに同点に追いつきたい三菱養和調布は猛攻を仕掛けるもJACPAが体を張ったディフェンスでゴールを死守し、スコアレスで前半終了。
後半開始直後の1分、三菱養和調布が伊藤晴渡(9)のゴールで同点に追いつき試合を降り出しに戻す。白熱した試合が続く中、後半9分、JACPAはつないだボールを安永龍生(14)がドリブルでゴール前へ持ち込みシュートを放つも相手ディフェンダーにはじかれる。しかし、それに反応した今井凰介(7)がこぼれ球を押し込み逆転に成功する。
三菱養和調布も選手交代カード切り最後まで果敢にゴールを狙うがチャンスを決めきることは出来ずこのままタイプアップ。2-1でJACPA東京が三菱養和調布を敗り見事決勝進出を決めた。
(取材・文 Suzumari26)