2020年11月14日、第99回全国高校サッカー選手権東京都大会2次予選Bブロック決勝「堀越高校対大成高校」の一戦が駒沢陸上競技場で行われた。
ここまで31得点と圧倒的な攻撃力を持つ堀越と、守備力に定評がある大成という対照的な両者の一戦となった。
序盤から堀越が攻勢をかけ、大成が耐える展開が続く。前半12分に堀越が尾崎岳人(15)のゴールで先制するが、その後は大成がゴールキーパー永田陸(12)を中心に堅い守備を見せ前半を折り返す。
後半は一転、大成ペースで試合は進み幾度となく堀越ゴールに迫る。後半38分、コーナーキックから原輝斗(10)のゴールでついに大成が同点に追いつく。
しかし、後半アディショナルタイム、堀越キャプテン日野翔太(10)が試合を決定づける追加点を挙げそのままゲームセット。
対照的な両者の気持ちの入った接戦は、紙一重の差で堀越が勝利を掴み29年ぶりの選手権出場を決めた。