2021年7月25日、第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会グループステージGグループ第1日、「横浜F・マリノスユース(以下、マリノス)vs東京ヴェルディユース(以下、ヴェルディ)」の一戦が前橋工科大学グラウンドで行われた。
ヴェルディは立ち上がりから積極的になスタイルを見せ、守っては前から人基準でプレスをかけいく。対するマリノスは幅を使って仕掛けることによって、両チームともにチャンスは作るものの決めきることはできずに時間が進む。
得点が動かないままハーフタイムを迎えると思われた前半35分、千葉広大(15)の地を這うミドルシュールがゴール左隅に突き刺さり、ヴェルディが先制する。ハーフタイムに2選手を交代し、巻き返しを図るマリノスであったが後半6分、ゴールキーパーが前に出てると見るやセンターラインから伊藤竜海(23)がロングシュートを放ち、これがゴールイン。ヴェルディがリードを2点に広げる。
点差を広げたヴェルディであったが、後半15分に先取点を挙げた千葉がこの日2回目の警告を受けて退場し、ピッチ上では数的不利となる。しかし、これによってある程度割り切って戦うようになったか、マリノスにボールを持たせつつも素早い寄せは継続しつつ、球際では競り勝つ場面が多く、最後まで集中力を切らさずに無失点のまま逃げ切り、勝利したヴェルディが勝ち点3を獲得した。
(取材・文 hachi3photo)