U-15

鹿島JYが21年ぶり中学年代日本一!篠原監督「(決勝弾)平島はいい選手だなと率直に思いました」|高円宮杯 JFA 第35回全日本U-15サッカー選手権大会

2023年12月27日、高円宮杯 JFA 第35回全日本U-15サッカー選手権大会の決勝戦が行われ、延長戦の末大宮アルディージャU15(以下、大宮)を下した鹿島アントラーズジュニアユース(以下、鹿島)が2002年以来となる21年ぶりの日本一に輝いた。

鹿島は前半7分、コーナーキックから相手のオウンゴールを誘い先制する。このまま鹿島が流れを掴むかと思われたが徐々に大宮にボールを持たれ、前半17分にはコーナーキックからゴールを許し1-1の同点で前半を折り返す。しかし、後半立ち上がりの2分、平島大悟(10)が逆転ゴールを決めると、その後再び同点に追いつかれたものの、延長戦で平島が再度逆転弾を決め勝負を決めた。

試合後鹿島の篠原義貴監督は平島について、「サッカーをよく理解しているし、相手の嫌なところを突くのが上手い選手。後半に向けて修正点を伝えてそれがしっかり伝わって彼なりにアレンジしてゴールが生まれたので、いい選手だなと率直に思いました」と評価した。

また篠原監督は、「夏にFC多摩さんに負けた後に、試合の展開だったりそういったところもよくトレーニングできてましたし、試合は80分、今日であれば100分で決まるわけだから、1点取られたからどうとか、1点取ったからどうではなく、きちっと感情のコントロールして試合をクローズすればいいんだよと彼らに話していたので、自信を持ってやってくれた。」と、今夏行われた第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会では準決勝で敗れ4強で大会を終えたが、その後の選手たちの成長に目を細めていた。

(取材・文 鈴木優一朗)

[写真]=鈴木優一朗