2023年10月14日、向の岡工業高校グラウンドで、高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 2023 神奈川 K6 Iグループ 第7節「厚木北高校D(以下、厚木北)対 逗子葉山高校B(以下、逗子葉山)」の一戦が行われ、前後半に渡って効率的に得点を重ねた逗子葉山が4-0でリーグ最終戦を勝利で飾った。
双方とも1年生のみで構成されたチームのぶつかり合い。開始早々から厚木北が積極的に攻め込むと6分、MF津留優大(71)が相手GKのポジションが前目と見るや中央付近から背後を狙ったロングシュートを放つが惜しくもクロスバーに阻まれ先制ゴールとはならない。対する逗子葉山はFW大場敬之(35)の個人技などで徐々にペースを掴み出すと36分、DFの裏に抜けたFW石黒善士(23)がGKと交錯しながらもゴールを奪い先制、前半を1点リードで折り返す。
早い時間帯に試合を振り出しに戻したい厚木北だったが、後半開始早々に大場にゴールを奪われると44分には、CKからのルーズボールを石黒に押し込まれてしまい3点差とされてしまう。それでも54分にFW井上好輝(44)がスローインからのこぼれ球を、更に65分にはMF長嶋峯寛(77)がFW室井波音(40)からの折り返しを狙うがゴールを奪う事ができない。すると逗子葉山は69分にMF佐田翔流(65)がゴールを奪いダメ押し。結局4-0で厚木北に勝利し勝点を18に伸ばしIグループ2位で全日程を終了した。
惜しくも敗れてしまった厚木北だったが、前後半とも攻守に渡り遜色は感じられなかった。1本のパス、1本のシュートの僅かな精度の差が勝敗を分けたゲームだった。
(取材・文 Kazuhiro.N)