2023年10月14日、向の岡工業高校グラウンドで、高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 2023 神奈川 K6 Iグループ 第7節「霧が丘高校(以下、霧が丘)対 川崎工科高校・向の岡工業高校(以下、川崎工・向の岡工)」の一戦が行われ、霧が丘がFW大塚郁玖(9)の7ゴールを含む大量19得点を奪い快勝した。
霧が丘は開始早々の0分、大塚がゴールで先制すると10分間で4ゴールをあげ一気に主導権を握る。これに対し、序盤こそバタバタした川崎工・向の岡工だったが、徐々に落ち着きを取り戻すとカウンターからMF菅原勇介(7)がドリブルで仕掛けるが、霧が丘の熱い守備に遭いフィニッシュに持ち込む事が出来ない。
勢いの止まらない霧が丘は飲水明けからも着実にゴールを重ね、前半を9点のリードで折り返す。
後半に入っても霧が丘のゴールラッシュは続く。更に登録メンバーが11名の川崎工・向の岡工に前半途中で負傷者が発生し、10名での戦いを余儀なくされた影響もあり、後半途中から運動量が落ちたのを機に、一気に畳み掛けた霧が丘はMF赤木健斗(8)、坂本日向(18)もハットトリックを達成するなど、後半も10得点を挙げ大勝した。
惜しくも敗れてしまった川崎工・向の岡工だったが、数的不利な厳しい戦いながら最後まで諦めずにボールに喰らいついていた。ボールを奪った後の展開に磨きをかけ、来期も元気にピッチを走り回って欲しい。
(取材・文 Kazuhiro.N)