2023年7月17日、第102回全国高校サッカー選手権大会 神奈川県1次予選 2回戦 Eブロック「星槎国際高校湘南(以下、星槎国際)対 神奈川県立市ケ尾高校(以下、市ケ尾)」の一戦が行われ、市ケ尾が第7シード・星槎国際とのシーソーゲームを制し3回戦進出を決めた。
試合を動かしたのは星槎国際。開始2分、MF鷹野拓海(6)の右サイドからのFKをDFの背後に走り込んだFW近藤櫂(20)が合わせ先制。
いきなり追う展開となった市ケ尾だったが、試合前、相山慎二監督から「今日はみんなの持っている力をチームの為に使おう」という言葉通り、其々が助け合う形でボールを繋ぎ、15分にFKのチャンスを得ると、これをDF赤澤唯楓(5)が頭で合わせて同点とすると、クーリングブレイク明けの25分、カウンターからFW大海太輔(10)が左サイドを独走、自らネット揺らし前半を2点のリードで折り返す。
勢いに乗る市ケ尾は、後半から入ったDF小濱巧弥(14)が36分に獲得したFKを直接ネットに突き刺しリードを広げる。
しかし直後の37分、星槎国際はMF高橋蓮(10)のゴールで1点差とすると、ここから試合は一進一退の膠着状態へと移行、結局最後まで球際の強さを見せた市ケ尾が星槎国際の追撃を抑え、3-2で逃げ切り3回戦進出を決めた。
尚、勝ち上がった市ケ尾は、7月22日に城郷高校に5-0で勝利した多摩高校とブロック決勝進出をかけて対戦する。
(取材・文 Kazuhiro.N)