2021年2月28日、Growth Cup Kanagawa U-15 2020の予選リーグのGroupA「SCH.FC(以下、SCH)対JFC FUTURO(以下、FUTURO)」の一戦がかもめパークで行われた。
前節黒星を喫してなんとしても勝ち点3が欲しいSCHと、この試合が初戦となるFUTUROの試合は、前後半で対照的な展開となった。立ち上がりは両者様子を見合い、ディフェンスラインからゆったりとビルドアップして攻撃の糸口を伺う。
先にゴールネットを揺らしたのはFUTUROだった。21分、ピッチ中央で相手のパスをインターセプトした山室裕人(11)が、ペナルティエリアの外から強烈なグラウンダー制のシュートをゴール右隅に沈めFUTUROが先制に成功した。勢いに乗ったFUTUROは先制点からわずか4分後の25分、安達大地(4)がカウンターから右サイドで待つ加藤凌真(88)にボールを渡すと、そのまま加藤が右サイドを駆け上がり角度のないところからシュート。ゴールキーパーに弾かれながらもゴールに吸い込まれ追加点を記録した。
FUTUROの2点リードで前半を折り返すと、SCHはハーフタイムで大きくメンバー交代を行い、立ち上がりかから前がかりに攻め込む。すると迎えた38分、工藤煌耶(26)が抜け出しゴールキーパーと1対1となる。一度はFUTUROゴールキーパー小谷優斗(1)が弾くも、そのこぼれ球を平塚陽(17)が豪快にボレーでゴールネットに突き刺しSCHが1点を返した。
飲水タイム明けの36分には、SCHのフリーキックに対するFUTUROのクリアがゴールポストを直撃し危うくオウンゴールとなるところだった。その後も、工藤煌耶(26)が中盤で抜群のキープ力を見せSCHの攻撃の起点となる。そして、試合終了が近づいてきた58分、再び試合が動いた。小林智輝(27)右サイドを突破しクロスをあげると、ファーサイドでフリーになっていた栗栖晴己(14)が冷静に右足インサイドで合わせSCHが土壇場で同点に追いついた。
試合はそのまま終了、惜しくも初戦白星を逃したFUTUROは次戦、瀬谷インターナショナルとの直接対決を制し1位通過を狙う。
▼試合動画はこちらから
https://youtu.be/N3ggOwK4zsk
▼Growth Cup Kanagawa U-15 2020 予選リーグ途中経過
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