2021年1月3日、第99回全国高校サッカー選手権大会3回戦「矢板中央(栃木県)対東福岡(福岡県)」の一戦が等々力陸上競技場で行われた。U-17日本代表のMF青木俊輔(7)擁する東福岡は選手権4度目の頂点を目指す。一方矢板中央は4年連続のベスト8進出を目指す。
東福岡は前半34分、裏を抜け出した日高駿佑(20)が右サイド角度の無いところからシュートを放つもこれは矢板中央のGK藤井陽登(1)が防ぐ。 一方矢板中央は後半14分、右コーナーキックからファーで新倉礼偉(4)が落としたところを多田圭佑(10)がダイレクトでシュートを放ち決定機を迎えるも、ゴール前のカバーに入っていた東福岡のキャプテン・上田瑞季(10)が跳ね返しゴールならず。
後半15分、東福岡は上田のスルーパスから日高が抜け出し角度のないところから右足でシュートを狙うもこれはサイドネット。直後の16分には左45度のエリアから青木が左足でシュートを狙うもこれは惜しくもポスト横に外れた。
後半32分、東福岡はビックチャンス。左サイドの青木から中央の上田、右サイドの遠藤貴成(11)へとパスを繋ぎ、その遠藤のシュートがディフェンスにあたってルーズになったところを岩井琢朗(8)が押し込もうとする。矢板中央のGK藤井がなんとか弾いたところを再び上田が押し込もうとするが、これも再び藤井がセーブ。矢板中央は、東福岡の数ある決定機をGK藤井、DFの坂本龍汰(2)、新倉を中心に高い集中力で見事防ぎ切った。
試合はスコアレスのままPK戦にもつれこむと、今日ビッグセーブを連発している矢板中央の藤井が東福岡の2本目を完全に読み切りPKストップ。矢板中央が2戦連続のPK戦で勝利し、4年連続のベスト8進出を決めた。
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