2021年1月2日、第99回全国高校サッカー選手権大会2回戦「昌平(埼玉県)対京都橘(京都府)」の一戦が浦和駒場スタジアムで行われた。
互いにJリーグ内定者を擁する強豪同士の対決となった注目の一戦。1回戦を苦しみながら勝ち上がった昌平は立ち上がり京都橘の武器である金沢一矢(17)のロングスローで立て続けにゴール前に迫られる。しかし、鹿島内定の須藤直輝(10)を起点にパスを繋ぎ徐々に京都橘ゴールへと迫っていく。そして試合が動いたのは前半20分。ペナルティエリア内に進入した平原隆暉(14)が倒されPKを獲得。これを新潟内定の小見洋太(11)が「あのキックで外したことはない」と語る小刻みな独特リズムで落ち着いて決め先制。「先制点を意識していたので自分が決められてよかった。」と語る小見は今大会初ゴールとなった。
更に飲水タイム後の24分、小川優介(7)から左サイドの小見へロングボール、小見がこれを中央へ入れると走り込んできた平原が右足で決めリードを2点に広げる。
逆転したい京都橘は後半32分、金沢のロングスローから立て続けにシュートを放つがゴールネットを揺らすことは出来ず、試合はこのままタイムアップ。昌平がエース小見の1ゴール1アシストの活躍で京都橘との強豪対決を制し、3回戦進出を決めた。
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