2020年12月31日、第99回全国高校サッカー選手権大会1回戦「星稜(石川県)対作陽(岡山県)」の一戦が神奈川県等々力陸上競技場で行われた。
2年ぶり29回目の全国出場となった星稜と、13年連続13回目の選手権となる作陽の一戦、先に主導権を握ったのは星稜だった。前半18分、西尾友希(3)のロングスローを中村実月(5)が頭ですらしそれを中尾海世(16)が左足で決めて星稜が先制すると、前半アディショナルタイムには、自ら獲得したフリーキックをキャプテンの千葉大護(10)が直接決め2-0で前半を折り返す。
2点を追う作陽は後半からエースの大森椋平(10)を投入し反撃に出る。すると後半10分、大森がフリーキックを獲得。それを中井陸人(3)がゴール前へ送ると杉本翔(9)が頭で決め1点を奪う。大森を投入したことでボールのおさまりどころができ、チームにリズムが生まれる。そして後半26分、星川玲男(15)のクロスに再び杉本が頭で合わせ作陽がついに同点に追いつく。
試合はこのまま同点で前後半を終了し、PK戦へもつれ込むと、作陽のゴールキーパー徳本乃耶(1)が、星稜の3本目を右足でセーブしリードを奪う。結局作陽は5人全員が決め、5-3で星稜を下し、見事2回戦進出を決めた。
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