2020年12月12日、高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会の1回戦「ファジアーノ岡山U-15(中国2/岡山県)対北海道コンサドーレ室蘭U-15(北海道2)」の一戦がコーエィ前橋フットボールセンターで行われた。
試合開始直後、左サイドのMF田中準人(7)からボールを受けたFW工藤葵柊(11)がファーストシュートで先制に成功する。
ファジアーノとしては出鼻を挫かれるかたちとなるが、その後は浮き足立つことなくMF影山倖大(10)を中心にサイドへ展開し決定機を伺う。
一進一退の激しい攻防が続くもスコアが動くことはなく前半を終了する。
後半開始直後、試合が動いた。
ピッチ中央でボールを奪ったMF南稜大(20)がそのまま自分で持ち込むと右足を振り抜きゴール、試合を振り出しに戻した。
これで勢いに乗ったファジアーノは、後半から出場したFW信田大空(11)へボールを集めコンサドーレゴールに猛攻をかける。
77分、ついにPKを得ると信田が冷静にゴールキーパーの逆を突きファジアーノが逆転する。
そのまま試合終了を迎えようとした後半アディショナルタイム、コンサドーレが左サイドでコーナーキックを獲得する。
先制点を決めたキッカーFW工藤葵柊(11)がゴールエリア付近にボールを送ると、DF池野真利之(5)が両チーム入り乱れる混戦を競り勝ち再び同点とした。
直後後半終了の笛が鳴り、運命を分かつPK戦を制したのはファジアーノ岡山。
コンサドーレ室蘭との死闘を制し、ファジアーノ岡山U-15が2回戦進出を勝ち取った。