2020年12月12日、高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会の1回戦「北海道コンサドーレ札幌U-15(北海道1)対FC多摩ジュニアユース(関東6/東京都)」の一戦がコーエィ前橋フットボールセンターで行われた。
開始早々からFC多摩が猛攻を仕掛ける。実に前半だけで14本のシュートを放つもコンサドーレゴールを割ることはできず、反対にコンサドーレにゴールを許す。17分にFW出間思努(9)、35分にMF飯野珠央(10)が決めコンサドーレが2点リードし前半を折り返す。
後半も引き続きFC多摩の攻勢は変わらずエース貴田遼河(10)を中心に相手陣地に攻め入る。
61分、ついにFC多摩にゴールが生まれる。交代出場間もないDF山口裕也(26)が右サイドから貴田にボールを送ると、ドリブルで持ち込みそのまま決める。
FC多摩の1点目の10分後、先ほどアシストを記録した山口が今度は貴田からラストパスを受け同点のゴールを決める。
しかし、直後の72分、ピッチ中央でコンサドーレDF荒木健斗(3)から浮き玉のパスを受けたDF小宮真輝(2)が右足で決めFC多摩を突き放す。
コンサドーレが競り勝つかに思われた試合終了間際、FC多摩が右サイドのスローインからゴール前へボールを入れるとクリアボールをDF李京樹(2)がピックアップしゴール前に鋭いパスを送る。これがオウンゴールを誘い土壇場でFC多摩が同点とする。
直後、後半終了の笛が吹かれ、試合の結果はPK戦に委ねられた。
サドンデスまでもつれたPK戦をFC多摩が制し、2回戦進出を掴み取った。