2020年12月6日、第26回関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ChallengeCUP2020 DIVISION3の3位決定戦「SCH.FC対日本航空学園FC 甲斐CIELO」の一戦が保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。
立ち上がりから両チームとも積極的にサイド攻撃からゴールを狙いチャンスを作る。
13分、左右にピッチを広く使うSCHが先制する。最終ラインから左サイドの浅い位置でボールを受けたDF北山翔大(9)が右サイド寄りのピッチ中央にいたFW川上翔大(12)にピンポイントでロングボールを送る。川上がディフェンダーに競り勝ち頭で逸らすと、背後に駆け込んでいたDF鳥海美空斗(20)がピックアップしペナルティエリア手前から右足を振り抜く。強烈なミドルシュートはそのままゴールに吸い込まれた。
これでペースを掴んだSCHは落ち着いたビルドアップで追加点を狙っていく。しかし、先制を許した甲斐CIELOが前線からのプレスを強め、徐々に甲斐CIELOの攻撃の時間が長くなっていく。
迎えた26分、甲斐CIELOが右サイドでコーナーキックを獲得すると、ゴール前の混戦からこぼれた浮き玉を小林拓海(27)が左足のボレーで叩き込み同点に追いつく。
同点のまま前半を終了すると、後半開始間もない39分、左サイドでボールを受けたFW工藤煌耶(26)がアーリークロスの位置からシュート性のクロスを上げると、これがそのままゴールキーパーの頭上を超えSCHの勝ち越しゴールとなる。
その後は、なんとか追いつきたい甲斐CIELOの小林拓海(27)、五味勇輝(25)、新奥彦徳(13)ら攻撃陣がSCHゴールを幾度となく脅かすが、GK西尾颯真(1)を中心にSCH守備陣がゴールを死守しゲームセット。
工藤煌耶(26)の追加点が決勝点となり、SCH.FCが勝利を収め同大会3位に輝いた。
試合の模様はジュニアサッカーWeeklyのYouTubeチャンネルに公開中。
(https://youtu.be/88ZRQN_l3Ew)