2020年12月6日、第26回関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ChallengeCUP2020 DIVISION3の決勝戦「FCVIDA武南ジュニアユース」の一戦が保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。
試合開始早々、VIDAの古澤友麻(10)が相手陣地右サイドの浅い位置でボールを受けると1人かわし山なりのクロスをゴール前へ送る。すると、ゴールへ向かうクロスへの競り合いがオウンゴールを誘いVIDAが先制する。
1点を追うかたちとなった武南は中盤での細かいパス回しで攻撃のスペースを作り出すことで試合を振り出しに戻そうと試みる。一方VIDAは、最終ラインでのビルドアップからサイドへの長いボールでゴール前へアプローチしていく。しかし、両チームの守備陣も集中力高く、これといった決定機を作らせずVIDA1点リードのまま前半を折り返す。
後半に入ると、立ち上がりから武南が積極的に前線からプレスをかけVIDA陣地で試合が進む。
幾度となくVIDAゴールに迫ると、ついに均衡が破れる。
後半7分、途中出場のMF伊藤廉希(19)がペナルティアーク手前でボールを受けると絶妙な浮き玉で最終ラインとゴールキーパーの間にボールを落とす。これに反応していたDF松本優生(21)が左足ボレーで豪快に捉え同点とした。
その後は、再び前半同様にサイド攻撃から勝機を見出そうとするVIDAと、細かいパスワークで攻め上がる武南の構図で時間が経過する。
後半の飲水タイム付近から武南がボールポゼッションを高めていく。そして、迎えた後半31分、左サイドをドリブルとパスを組み合わせて崩していくと、最後はDF伊藤廉希(19)が決め武南が逆転に成功する。
終盤での逆転で後がなくなったVIDAは前線に枚数をかけシンプルにゴールを目指していく。
VIDAの猛攻に押され気味となった武南であったが、最後の最後でゴールラインを割らせることはなくそのままゲームセット。
見事な逆転勝利で武南ジュニアユースが第26回関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ChallengeCUP2020 DIVISION3の頂点に輝いた。
試合の模様はジュニアサッカーWeeklyのYouTubeチャンネルに公開中。
(https://youtu.be/ZHXmLKHTpNE)