2020年11月14日、高円宮杯 JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権大会関東大会のBブロック準決勝、「栃木SC(関東2部)対FC東京U-15むさし(関東1部)」の一戦が栃木SC宇都宮フィールドで行われた。
試合開始直後は両チーム落ち着いた入りだったが、前半6分、FC東京むさしは河角昇磨(15)がゴールネットを揺らすもオフサイド判定でノーゴール。ここから徐々にFC東京むさしがポゼッションを上げていき決定機を作り出す。
一方栃木SCは、FC東京むさしにボールを保持される時間帯が長くなってはいたものの、ゴール前での固い守備でゴールを奪われない。逆に、前半35分には石川丈慈(14)が左足でシュートを放つとゴールポスト直撃、ゴールの匂いを感じさせ始める。
しかし、お互い決定機を生かすことができずスコアレスのまま前後半を終える。
そして、PK戦も想定された延長後半1分、ついに試合が動いた。ゴール前の混戦から山口太陽(29)が押し込み、FC東京むさしが先制する。
試合はこのままタイムアップを迎え、延長戦までもつれ込んだ激戦をFC東京むさしが制し決勝進出を決めた。