2020年11月8日、第99回全国高校サッカー選手権大会東京都大会2次予選Bブロック準決勝「東京実業対堀越」の一戦が味の素フィールド西が丘で行われた。
立ち上がり、東京実業は3トップのスピードを活かしロングボールで堀越ゴール前へ迫る。
一方堀越は、ディフェンダー井上太聖(3)を中心に冷静に対応する。
試合が動いたのは前半飲水タイム後の27分。
古澤希竜(7)のクロスを尾崎岳人(15)が決め堀越が先制すると、直後の29分には再び古澤のクロスを今度は山口輝星(8)が決めリードを2点に広げる。
また、前半終了間際に日野翔太(10)がPKを決め、堀越が3-0とリードして前半を折り返す。
後半に入ると、早い時間帯で1点を返したい東京実業がハイプレスでボール奪取を狙う。
堀越はこれを正確なパスワークと巧みなドリブルでかわし決定機を作り出す。
すると後半6分、コーナーキックのこぼれ球を斎藤光(14)が決め、堀越がリードを4点に広げる。
東京実業は交代カードをきり流れを手繰り寄せようと試みるも、ゴールキーパー平野裕太(21)を中心とした堀越の堅い守備の前に、得点を奪うことが出来ない。
試合終了間際にオウイエ ノア(9)がPKを決めるが東京実業の得点はこの1点のみ。
このままタイムアップを迎え、4-1で堀越が東京実業を敗り、決勝の舞台への切符を手にした。